ネツレン 高周波熱錬株式会社

PEOPLE

ネツレンで活躍する先輩社員を紹介いたします。

営業

入社4年目(※内容は取材当時)

ものづくりは
技術系だけのものじゃない、
人と関わることで
作り上げられるものがある。

多くの業界を知ることが
できる、
ネツレンの事業

 「日本で働くなら、ものづくりに携わる仕事」この考え方を軸に就職活動をする中で、私は高周波熱錬(以下ネツレン)を選びました。私の出身は韓国で、高校までは生まれも育ちも韓国。大学から日本の大学で商学部に在籍し、日本語を習得しつつ文化や考え方、ビジネスについても学んできました。海外からの留学生は、大学を卒業したら日本での知見を活かして母国に帰って働く…というイメージを持たれるかもしれませんが、私の場合はそのような考えはなく、日本のものづくりビジネスに身を置いて、ここで挑戦しつづけようという想いを当たり前にもっていました。日本に来て10年経つので、今では韓国は「ちょっと遊びに行ってくる」という感覚の場所になっています(笑)。
 就職活動では様々な企業を見てきましたが、その中でネツレンを魅力的に感じた理由は、仕事を通して多くの業界に携われると考えたからです。IH技術のパイオニアとして、自動車、建設重機、産業用ロボットなど「ものづくりを支えるものづくり」という事業が自分自身の経験や成長にとってもおもしろいものになるだろうと考えていました。

お客様の要望や課題に、
技術力で答えを出す

 文系学部の皆さんが、この記事を読んでくださっているとしたら、ネツレンのキーワードとなる「焼入れ、熱処理、IH技術…」すべての言葉に「??」となるのではないでしょうか。私自身も当社に出会うまでは何も知りませんでした。簡単に説明すると、あらゆる機械に使われる金属製品には、その仕様や用途によって熱処理を施し、強度や耐久性を向上しなければならないものもあります。そこに火を使わないIH技術で熱処理の事業を行っているのがネツレンです。説明されたときは、なんとなくそうかと思いましたが、ここに自分では想像もつかないほど大きなビジネスが広がっていると知ったときとてもワクワクしたことを覚えています。
 私が、担当している業務は、熱処理受託加工の営業になります。お客様の製品をお預かりして、必要となる焼入れ加工をして納品するというものです。はじめは既成の自社製品を販売するセールスマン的な仕事を想像していましたがそうではなく、お客さまの要望や課題を受け取り、それにネツレンの技術力で答えを出すというイメージです。だから、「技術力を売る仕事」と言い換えることもできるかもしれませんね。これがはじめはとても大変だったのが正直な思いです。相手になるお客様は全員プロのエンジニアです。商談で差し出されるのは、読解不可能な図面と専門用語の羅列…「持ち帰り検討します!」で切り抜け、会社に戻り、上司や技術職の先輩にわからないことをすべて聞いていたことを覚えています。

挑戦を繰り返し、
ものづくりの醍醐味を味わう

 わからないことは素直に認め、わかるようになるまで努力し続ける。これは私の中にある「チャレンジ精神」に突き動かされたものかもしれませんが、実際は、まわりのサポートが多くあったことが大きいと思います。一生懸命さに応えてくれる、見守ってくれるというネツレンの社風は、若手のうちに自己成長を目指す人にとってはこの上ない環境だと思っています。そしてチャレンジを数年間繰り返していくと、お客様の言っていることがわかり、図面も専門用語もわかるようになるのです。
 私がメインで担当している自動車業界は、いま大きな変革期に入っています。自動車のEV化が推進されると今までのエンジンがモーターに変わる、そうすると今までよりも部品としての“金属”が減ってきます。だからといって、当社の生産量を減らすわけにはいきません。より高度な技術力を提案できるようネツレンにも進化が求められていると実感しています。また、営業としては既存のお客様だけに限らず、新規のお客様の獲得にも注力しなければなりません。業界ではトップシェアではありますが、まだまだ当社を知らない企業も多いです。ここに食い込んで、大きな取引を実現し社内外に大きなインパクトをもたらすことが、私の直近の目標です。
 私が新人のときから対応していただいているお客様に、時を経て「ずいぶん仕事ができるようになったね」と言われたことがあります。とても嬉しかったですし、やりがいを感じる瞬間でもありましたが、ここに「みんなで作っていく」という日本のものづくりの醍醐味があるんだなと思っています。

エントリーはこちらから